BLOGブログ

BLOG

11

頸部の構造と機能

機能解剖

頸部は脊柱全体のなかで、最も可動性の大きい部位です。

頭部は聴覚、視覚、嗅覚、味覚、平衡感覚などの感覚装置を収容しており、

頸部は頭部の位置制御に寄与しています。

頸部は、大きな衝撃力が作用するコンタクトプレーのあるスポーツや、加齢による変形・変性において

機能障害が生じやすくなります。

また、姿勢不良などによっても、痺れや疼痛を生じることが多いです。

 

頸部の安定化機構

頸部を安定させるために、静的安定化機構、動的安定化機構が存在します。

 

静的安定化機構

・骨形態:頚椎の椎体外側にある鉤椎関節(Luschka関節)は、頭部の荷重を受けているため、椎間板の変性や骨棘の形成が起こりやすいです。

・靱帯:頚椎の加齢変化により、骨化や肥厚を生じる場合があります。また、頸部には強靭な翼状靱帯が存在し、軸椎歯突起の先端から後頭顆の内側面まで、斜め方向に走行しています。翼状靱帯は、軸椎に対する環椎および頭部の回旋を制限しています。

・椎間板:頚椎椎間板の髄核の量は、腰椎と比べて少なく、頚椎における椎間板ヘルニアの発症頻度は腰部と比較して低くなります。

 

動的安定化機構

・頸部固有筋群:頭板状筋、頸板状筋、頭最長筋、頸最長筋、頸腸肋筋からなる外側筋と、棘間筋、棘筋、長・短回旋筋、多裂筋、頭・頸半棘筋からなる内側群に分類されます。外側群は頚椎の動きに関与し、内側群は頚椎の安定性に寄与しています。外側群は脊髄神経後枝の外側枝もしくは前枝に支配され内側群は脊髄神経後枝の支配を受けています。

・頸部屈筋群:胸鎖乳突筋、斜角筋、頸長筋・頭長筋などの椎前筋群があります。

 

頸部の運動学

頚椎は、関節の可動域が大きく、頭部の位置をコントロールしています。

頚椎の左右の回旋・側屈・屈曲・伸展により、上方・下方・側方・後方を見ることができます。

・環椎後頭関節:関節面は左右に2つあり、後頭窩が凸面、環椎の上関節面が凹面をなしていて、屈曲と伸展、わずかな側屈を生じます。

・環軸関節:正中環軸関節と外側環軸関節からなります。環軸関節の運動は、主に軸椎上での環椎の回旋であり、頸部の回旋はほとんどが環軸関節で行われています。

・頚椎椎間関節:水平面に対して約45°傾いており、関節運動は屈曲・伸展・側屈・回旋を行うことができます。頸部の coupling motion は、上位頚椎[後頭骨、環椎(C1)、軸椎(C2)]では、回旋に反対側の側屈を伴います。中位・下位頚椎では、回旋と同側の側屈を伴います。

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP