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脊柱の関節について

機能解剖

脊柱は、椎間関節と、椎間板を含む椎体間の関節で連結されています。

椎間関節は上位椎骨の下関節突起と下位椎骨の上関節突起からなる平面関節で、典型的な解剖学的関節

(滑膜関節)です。また、関節軟骨(硝子軟骨)や滑膜、関節包を有します。

椎間板を含む椎体間の関節は、線維軟骨結合による機能的関節で、正式な関節名称は存在しません。

胸椎部には、胸郭を構成する肋骨との関節である肋骨頭関節と肋横突関節があり、両者を合わせて

肋椎関節と呼びます。

 

椎間関節

椎間関節は、上関節突起の矢状面に対する傾きが水平方向であれば椎体の前方滑りを、

垂直方向であれば軸回旋の抑止効果を高めている。

頚椎の関節面(環軸関節を除く)は、水平面に対して約45°傾いており、胸椎に向かうにつれて

垂直方向に傾く構造になっています。

腰椎の関節面は、矢状面と平行になっており、上関節面はやや内側方、下関節面はやや外側方に傾いて

います。

 

椎間板

椎間板は、髄核とそれを取り囲む線維輪、脊椎端板(終板)で構成されます。

組織構造は主に、コラーゲン・プロテオグリカン・水のため、退行性変性を起こしやすくなります。

特に髄核は、プロテオグリカンが減少することで水分保持が困難になりやすいです。

また、線維輪内にあるコラーゲン線維の方向は垂直ではなく、斜めになっており、隣接する層は

逆方向を向いています。

この配列が10〜20層になって構成されている。これにより椎間板は牽引や剪断、ねじれといった

力に抵抗できます。

椎間板の機能的役割は、体重支持と脊椎の分節的な可動性を補助することにあります。

体重支持とはクッション作用のことで、衝撃を緩衝させる機能のことを指します。

分節的な可動性の補助とは、屈曲/伸展、側屈、回旋運動で生じる圧縮ストレスに対し、

柔軟に変形する機能のことです。

 

 

肋骨頭関節と肋横突関節

肋頭関節は、2つの隣接する椎骨で構成される一対の肋骨窩と、その間にある椎間板に接している。

肋横突関節は、肋骨の関節結節面と、胸椎横突起上の肋骨関節面とを連結しています。

上位肋骨は、前面で胸骨と関節を形成することから、可動性に乏しくなります。

肋横突関節は横突起が凹上であるのに対して、肋骨頭が凸の形状をしているために、

関節の安定性が保たれています。

下位肋骨は、前面で胸骨と関節を形成せず肋軟骨に付着しているため、上位肋骨よりも可動性があり、

横突起の関節面が平坦であるにに対して、肋骨頭は凸の形状になっている。

この形状の違いから、上位肋骨の可動性は胸椎の動きに影響されるが、下位肋骨は自由度が高く、

可動性に優れている反面、筋や靱帯など関節以外の影響を受けやすくなります

 

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