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痛みをどう捉えるか?|フィジオ福岡 コンディショニング

リハビリテーション

痛みマネジメントのポイントはいくつかありますが、フィジオでは下記のポイントを考えて評価しています。

(1)急性痛と慢性痛の鑑別

(2)認知行動療法

(3)患者が参加 ・実践する運動と筋コンディショニングを併用した運動療法

実際のところ、急性痛と慢性痛とでは治療法がまったく変わってきます。
最近では痛みを急性痛と慢性痛に分けるだけでなく、慢性痛をさらに急性痛の長引いたものと新たな病気としての慢性痛症に2分し、それらを鑑別した上でまったく異なるアセスメントと治療を行うべきであると考えられています。

ここでの鑑別の最大の焦点は、疼痛部位に損傷があるか、そうでないかという点。
組織の損傷がある場合、その情報を伝えるために生じた痛みは急性痛であり、その損傷の治癒を優先すると同時に痛みを抑えこみ、長引かせないことが何よりの治療法なります。

急性の痛みへの対処

急性痛では痛覚受容器が刺激を受けて興奮し痛みを呈しているため、オピオイド、いわゆる鎮痛薬はきわめて有効とされていて、諸外国では積極的に使用されているほか、損傷組織からの求心性入力を遮断するために神経ブロックなども概ね有効とされています。

まずは組織の損傷治癒が遷延すれば、その異常事態を伝える痛みも長引くことになり、痛み系は警告信号を発し続けることになるのでそこに対する対処を考える。

ここがポイントになってくるのです。

手ごわい慢性痛症

一方で以前に組織の損傷があったとしても、今や明らかな損傷が確認できないにもかかわらず、違和感や実際に存在する異常な痛みは、神経系の可塑的変化によって引き起こされる慢性痛と考えられ、痛覚受容器の興奮で起こる急性痛とは明確に区別すべきであり、組織傷害の一症状というよりも新たに発生した病気、いわゆる「慢性痛症」として捉えるべきであると考えられています。

ただ慢性痛症は、複雑に絡みあう神経回路の混線により脳内で痛みとして認識されているものであるため、オピオイドや神経ブロックで痛み系を遮断してもあまり意味がなく無効といわれています。

さらに安静や固定、手術といったこれまでに行われてきた処置や治療は効果なく、時に症状を悪化させる可能性もあり注意が必要であるといわれています。

この慢性痛症に対しては適切なカラダのコントロールで脳のニューラルネットワークの書き換えが必要であり、やはり運動療法の介入が必要となってきます。

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