サッカーやテニスなど急な方向転換を要するスポーツでは、膝関節に反復性の外反ストレスがかかります。
これがあまりに頻回になったり、膝周辺筋力の不足がある場合、鵞足やその周辺の膝内側部に炎症が生じる可能性があります。
ときにこうした鵞足部の滑液包の炎症には、筋力レベルも正常で膝そのものの圧痛や炎症所見もなく、全可動域に渡って対側と変わらないという症状のものがあるとされます。
すなわち外反ストレスでは疼痛が誘発されるが、それ以外では特に問題がなくMCLにも疼痛が起こっていないという状態です。
このときもし縫工筋、薄筋、ハムストリングへのテストで何かしら違和感が起きたのであれば、それは鵞足腱深部に位置する鵞足滑液包の炎症かもしれません。
炎症由来であるためアイシングや安静にして、軽快とともに膝内側安定性を高めるトレーニングを行っていくと良いでしょう。
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