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頚椎後縦靭帯骨化症

障害予防

頚椎後縦靭帯骨化症は、後縦靭帯が肥厚して骨化をきたし、増大にともない頚髄への圧迫が強まって脊髄症をきたす緩徐進行性の病態になります。家族内発症率が高く、遺伝的素因の関与が指摘されています。

原因は不明で、遺伝的素因・肥満・糖尿病・カルシウム代謝異常など、さまざまな発症要因が考えられています。

病態生理は、繊維軟骨の新生増殖がみられ、さらに骨化へ進行していきます。

頚椎が好発部位で、しばしば前縦靭帯骨化症や黄色靭帯骨化症などを合併します。

症状は、無症候性や軽症の場合、X線検査で偶然に発見されることが多くあります。

脊髄症による痙性四肢麻痺が主症状となり、痺れや鈍痛、ときに手指の巧緻運動障害などをまねきます。

検査・診断ですが、X線側面像で骨化、CTでは後縦靭帯の形態、MRIでは脊髄圧迫の程度などを把握します。脊髄造影検査は術前検査として使用します。

治療は、無症候性の場合は経過観察をします。症候性の保存療法として、頚椎カラー固定・頚椎牽引療法・理学療法・薬物療法(NSAIDsやビタミンB12製剤の投与)などがあります。

保存療法では症状が改善されない重度の場合や進行性の麻痺がみられる場合は、前方除圧固定術か椎弓形成術が検討されます。

経過観察、適切な治療によって症状が改善されることが多くなります。

進行性の脊髄麻痺は手術が必要になります。

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