BLOGブログ

BLOG

5

オーバーヘッド動作で生じる外傷・障害(インピンジメント症候群)

障害予防

前回までは野球のオーバーヘッド動作における外傷・障害について書きましたが、今回は水泳におけるインピンジメント症候群について書いていきます。

原因・症状

原因としては「使い過ぎ症候群」であり、烏口突起から烏口肩峰靭帯、肩峰に至る烏口肩峰アーチ、肩峰下面と肩峰下滑液包、その下を通る腱板との間で衝突します。

衝突部位としては棘上筋腱、棘下筋腱横走部、結節間溝であり、病態として肩峰下滑液包炎、腱板炎、上腕二頭筋長頭炎があります。

衝突による炎症によりCーAアーチの下が狭くなり症状が出やすくなります。

重症度としては、3つに分かれており、①水泳後に痛みが出る ②水泳中かその後痛くなるが支障をきたす痛みではない ③水泳に支障をきたす痛み に分けられます。

メカニズム(フェーズごと)

①エントリー

肩挙上・内旋し肘を伸ばしながら手は前方へ進むため、肩甲骨上方回旋不足や体幹外側の伸張性不足は肩甲上腕関節の可動域が大きく要求され、インピンジメントを起こします。

②キャッチ

肩挙上位での内旋動作となりCーAアーチ下で下で擦れあう事になることや、前腕回外制限が起こると肩内旋で代償するので症状が出やすいです。

肩甲骨面を超えて水平外転を起こしたり、インピンジメント症候群だけでなく関節唇や上腕二頭筋長頭炎にもストレスがかかります。

③フィニッシュ

肩内転・内旋位となり腱板が大結節に停止する付近での血行不良肢位となり炎症を悪化させます。

④リリース

肘から抜きあげるが、後方へ水をかくと肩伸展・外転にて上腕二頭筋長頭腱が結節間溝に強く圧迫されるため疼痛が発生します。

⑤リカバリー

体幹の回旋や肩甲骨の内転が不足すると肩水平外転での挙上動作になりやすいです。

また、肩甲骨の上方回旋が不足したり肩内旋・水平外転位での外転になると肩峰外側で大結節が衝突します。

 

これらを起こさないために、トレーニング内容を見直し、関節可動域の改善、肩甲胸郭関節の機能の改善などをする必要があります。

 

水泳におけるインピンジメント症候群はアメリカ一流選手の73%発生したことがあるので、水泳後に痛みが出た場合はインピンジメント症候群も疑う一つに入れなければなりません。

 

 

RELATED

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP