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オーバーヘッド動作で生じる外傷・障害(離断性骨軟骨炎)

障害予防

今回は野球肘の外側に多い離断性骨軟骨炎について書いていきます。

病態・症状

主な原因として投球動作の反復により肘への外反ストレスがかかることで、圧迫力や剪断力が作用します。

その結果上腕骨小頭(肘関節の上腕骨外側)の軟骨の下の骨の血行障害が生じ、変形・壊死することによって骨軟骨片が剥離し、進行すると遊離します。

投球フォームにおいて肘の屈曲角度が浅いと肘に負担がかかるため注意が必要です。

主な症状として、肘の運動時痛と上腕骨外側の痛み、肘関節可動域制限が起こります。

また、関節内遊離体による肘関節の引っ掛かり感やロッキングが生じます。

病態としては3種類に分けられ、透亮型・分離型・遊離型に分けられます。

透亮型は軟骨の下の骨の骨化障害の時期といわれており、病巣は安定しています。

分離型は病巣部の離断部が進行し、上腕骨小頭から不安定になる時期といわれています。

遊離型は病巣は完全に遊離した骨軟骨片で、上腕骨小頭から剥がれると関節内遊離体となります。

治療

透亮型では、安静にすれば成長とともに骨化が回復して治癒に向かうことが多いため、6〜12ヶ月の投球禁止と安静による保存療法を行います。

保存療法で治癒しなかった場合ドリリング、骨釘移植術、上腕骨外側顆楔状骨切り術、自家骨軟骨柱移植術などの手術療法を行います。

分離型では骨軟骨片が不安定なため、骨釘移植による固定、上腕骨外側顆楔状骨切り術を行います。

軟骨欠損範囲が大きい場合、自家骨軟骨柱移植術などの手術療法を行うことがあります。

遊離型では遊離した骨軟骨片を切除した後、ドリリングや上腕骨外側顆楔状骨切り術を行います。

軟骨欠損範囲が大きい場合、自家骨軟骨柱移植術、肋骨肋軟骨移植術を行います。

離断性骨軟骨炎は透亮型で進行を止めることが重要ですので、肘が痛くなったら一度病院で検査を受けることをお勧めします。

 

 

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