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オーバーヘッド動作で生じる外傷・障害(胸郭出口症候群)

障害予防

3回目となりますが、オーバーヘッド動作で生じる外傷・障害について書いていきます。

今回は胸郭出口症候群です。

胸郭出口症候群は、首・肩・上腕で、腕神経叢が鎖骨下動静脈とともに圧迫を受けて神経・血管障害をきたします。

分類

胸郭出口症候群は4つに分類されます。

①斜角筋症候群

斜角筋の異常収縮によって絞扼を受けます。

若い女性に多く、圧迫症状を招きます。

②肋鎖症候群

鎖骨と第1肋骨間で圧迫を受け、腕神経叢麻痺などが生じます。

③小胸筋症候群

腕の過外転により、烏口突起で小胸筋の圧迫を受けます。

④頸肋症候群

第7頚椎の肋横突起の頚肋によって圧迫をうけます。

原因や症状

原因として胸郭出口部の先天性狭窄や筋腱付着物異常、頚肋や索状物などの圧迫物、外傷やスポーツによる機械的刺激の反復、第1肋骨や鎖骨の肥厚変形、肩甲骨への負担や大・小筋の肥厚などが挙げられます。

主な圧迫箇所は前斜角筋と中斜角筋の間、肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方です。

また、女性に多く、撫で肩でオーバーヘッドスポーツ競技者に多いです。

症状として、上肢の痺れや疼痛、熱感・冷感、脱力感、握力低下、指の運動麻痺などがあります。

鎖骨下動脈が圧迫されると、手、指、腕が蒼白になります。

鎖骨下静脈が圧迫されると、手、指、腕がチアノーゼ様変化が現れます。

検査

鎖骨上窩の触診で隆起があれば頚肋が疑われます。

誘発テストで上肢の痺れやティネル徴候が発生した場合は陽性とします。

誘発テストは5つ有効とされていて、モーレイテスト、ライトテスト、ルーステスト、エデンテスト、アドソンテストがあります。

治療

保存療法の際は、鎖骨や肩峰を引き上げ鎖骨上窩を深くするエクササイズを行うことで軽症例は改善するが、それでも改善しない場合第1肋骨切除術や前斜角筋切除術を行います。

胸郭出口症候群は女性に多いとされているが、オーバーヘッドスポーツでも多いため注意が必要です。

 

 

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