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ギヨン管症候群

障害予防

ギヨン管症候群は、尺骨神経管における尺骨神経の圧迫麻痺で、『尺骨管症候群』ともいいます。

原因は、手根骨骨折やガングリオンなどの腫瘍性病変、手根部の過使用(反復される圧迫)などが原因となります。ガングリオンによるケースが多く、過使用では職業によるもの、長時間の自転車走行によるものなどが目立ちます。

病態生理としては、尺骨神経は手首の尺側で2か所の狭いトンネルを通ります(その1か所がギヨン管)。そこで尺骨神経内圧が上昇すると、様々な症状をきたします。

症状は、小指・環指(尺側)の痺れや疼痛、屈曲障害、筋肉のやせ、鉤爪変形(鷲手変形)や指の巧緻運動障害が諸症状で、尺骨神経麻痺は低位に(前腕以下の麻痺)、感覚障害はおもに手掌の尺側にだけ現れます。

検査・診断は、ティネル徴候やフローマン徴候が陽性。神経伝導速度検査では尺骨神経の終末潜時の遅延がみられます。

ガングリオンの診断には超音波検査やMRI検査が有用。

治療は、保存療法と手術療法があり、急性発症例(外傷性)では数ヵ月で自然回復するケースも多くあります。

薬物療法では、ビタミン12製剤の内服、ステロイドの局所注射などになります。

手術療法では神経の除圧と原因の除去のため、神経開放術、腫瘍摘出術などが行われます。

ガングリオンがなければ、仕事上の動作や姿勢などを制限することで症状が軽快していくケースも多くなります。

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