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股関節の障害~大転子部打撲と弾発股~

股関節は、寛骨臼と大腿骨頭がつくる球関節で、体幹と下肢をつなぐ安定した関節になります。肩関節が脱臼などの関節外傷が多いのと比べ、スポーツ動作における関節自体の外傷は少ない。ただし、股関節周囲の打撲やオーバーユースによる痛みは比較的多くなります。また、近年では高齢者の骨粗鬆症予防や寝たきり防止のために運動が推奨されていますが、骨密度の低下や転倒による大腿部頸部骨折などがあります。

大転子部打撲の損傷メカニズムは、転倒によって比較的多くみられます。強打すると大転子部の滑液包に血腫や炎症を起こします。

症状は、強い打撲では著しい腫脹と痛みを生じ、回復に時間がかかることも多くなります。受傷した場合、炎症の進行と血腫の拡大を防ぐためにRICE処置を速やかに行います。

血腫や貯留液が多い場合は穿刺して排液をすることもありますが、通常は、鎮痛処置で十分です。疼痛が軽減したら運動を再開します。大転子部の打撲を起こしやすい種目は、バレーボール・フィギュアスケート・アイスホッケーなどになります。サポーターやプロテクターを着けることによって外傷を防止することができます。

弾発股の損傷メカニズムは、股関節を屈曲・伸展させる際に、大転子部付近にひっかかる感触と雑音を生じる状態になります。多くは、大腿筋膜張筋の延長になる腸脛靭帯が大転子を乗り越える時に弾力的に前方に滑動するために起こります。人によって、“股関節が外れる”と言った表現をする場合もあるくらいの衝撃を感じる時もあります。

治療として、局所麻酔剤とステロイドの局所注射で軽快しますが、手術が必要な場合もあります。臀部のストレッチと股関節周囲の筋力強化を行うことによって、予防・改善をすることができます。

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