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骨盤の障害①~上前腸骨棘裂離骨折~

裂離骨折は、筋肉の収縮で腱付着部に強い力が加わると、成人では腱に障害が出ますが、若年者では骨突起(骨端核)が骨折することがあります。これを、裂離骨折と言います。中学・高校生に多いですが、それ以降は骨化が完成し、裂離骨折の発生率は低くなります。上前腸骨棘は骨盤前方の皮下で触知できます。ここにつく縫工筋と大腿筋膜張筋は股関節の屈筋となります。

上前腸骨棘の裂離骨折はの場合、走動作や跳躍など、膝を強く引き上げる動作の後に、上前腸骨棘に急激な強い痛みが生じ、腫脹も出現します。股関節周囲の裂離骨折の中で最も頻度が高くなります。

検査は、X線で骨折の有無と骨片の転位(骨折による骨折端相互の移動)を確認します。転位は、通常軽度で、保存的治療を行うことが多くなります。股関節屈曲外転位で疼痛がとれるまで安静にとし、転位が大きい例では手術によって骨片を固定することもあります。骨癒合には約6週を要し、競技への完全復帰は3~4ヵ月後を目安とします。

Osgood-Schlatter病(オスグッド病)

骨盤の障害②~下前腸骨棘裂離と坐骨結節裂離骨折~

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