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Osgood-Schlatter病(オスグッド病)

オスグッド病は、発育期のスポーツ障害として代表的な疾患になります。一般的に予後は良好として知られていますが、子供にとって競技力向上に大きな影響を与えたりもするので注意が必要になります。オスグッド病の治療のポイントは、早期発見をし、早期に安静保存療法となります。痛みなどの症状が出ているのにも関わらず、痛みを我慢しながらスポーツを続けることが多く、痛みがなかなか引かず医療機関を受診したときには、すでに遊離骨片を有し病理学的変化が完成されているケースが多くなります。この段階からの治療となると、骨片の癒合した完全治癒が望めません。

診断として、脛骨粗面の圧痛と運動時痛が主症状になります。発育期の子供を現場で指導されているコーチは、脛骨粗面の圧痛チェックを定期的に行い、早期発見をすることが大事になります。練習時などに痛みを訴えていない場合でも、明らかな圧痛があったり、練習後に違和感などを訴える場合は早めに医療機関への受診をさせる必要があります。診断はX線・MRI検査で行いますが、早期の場合だと脛骨粗面の変化を捉えることは困難なため、MRI検査を診断に使います。脛骨粗面の圧痛がある場合、MRIに異常所見があることがほとんどになります。

オスグッド病と診断をされた場合、スポーツの休止や別メニューでのトレーニングを指示します。MRI上で、ossicleの形成が明らかでない場合は、終末期に発展させないように患部を徹底的に安静にする必要があります。ossicleを形成せずに分離部が癒合すれば、比較的短期でスポーツ活動を再開することが可能になります。ossicleが形成されている場合、安静保存療法で痛みは軽快しますが、スポーツ中の痛みや違和感は長期間続くことが多くなります。このような場合、物理療法や非ステロイド系消炎鎮痛剤の投与などを補助的な行う必要があります。

オスグッド病の場合、保存療法が優先されますが、身長の伸びが終息し、残存したossicle周囲の炎症や滑液包炎などによって疼痛が続く場合においては遊離骨片の摘出術が行われる場合もあります。

リハビリテーションとして、関節の可動域・柔軟性の獲得、筋力維持・増強、有酸素性能力が低下しないよう努めます。

変形性肘関節症

骨盤の障害①~上前腸骨棘裂離骨折~

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