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肋骨骨折

肋骨骨折には、1回の外力で起こるものと疲労骨折によるものとがあります。

1回の外力で発生するものにも、肋骨にぶつかった部位が骨折を起こすといった直達外力によるものと、人に押しつぶされ、肋骨が歪み、歪んだところが骨折を起こすといった介達外力によるものがある。

疲労骨折は、咳などにより肋骨に付着する筋の収縮で起こるもの以外は、スポーツによるものが多くなります。第1肋骨の骨折は疲労骨折によるものが多く、ゴルフや野球、柔道などの種目に多く、第2肋骨以下の場合では、野球やゴルフに多いそうです。

野球では、アンダースローの選手に疲労骨折がみられることから、その機序として投球動作によってもたらされる胸郭の捻れとともに、振り出される腕の動きにより、前鋸筋と外腹斜筋が肋骨に歪みの力を発生させ、疲労骨折を起こすと言われています。

症状は、骨折の直後から発生する激しい疼痛が特徴的で、咳や深呼吸によってさらに痛みが増強します。第1肋骨骨折には症状に乏しいこともあります。多発骨折では胸郭動揺による呼吸困難や、胸腔内に出血して起こる血胸を合併し呼吸困難やショック症状を起こすことがあります。

検査は、単純X線によって骨折を確認することができますが、肋軟骨部の骨折はX線で確認することできないので、臨床症状によって診断されることが多くなります。

治療は、固定が原則で固定によって疼痛も緩和されます。胸郭を固定し、骨の癒合を待ちます。治癒の早さは個人差がありますが、通常3週程度で痛みは緩和し、6週程度で疼痛が無くなるので、それに合わせてトレーニングを開始します。合併症がなく疼痛が緩和すれば、その時点で練習は可能になります。疲労骨折の発生要因として、フォームに問題がある場合は改善し、発生要因を取り除くことが再発の防止に繋がります。

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