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肩関節脱臼について|コンディショニング福岡

肩関節は人体において最も脱臼が生じやすい関節になります。

スポーツにおける肩関節脱臼は外傷性と非外傷性に分けられ、発生頻度は外傷性によるものが多いとされています。

外傷性脱臼の受傷機転は、ラグビーやアメリカンフットボールなどでのコンタクトや転倒によるもので、非外傷性脱臼はオーバーヘッドスポーツでの反復動作によるものです。

外傷性肩関節脱臼の90%以上は前方脱臼で、若年層では高い確率で反復性脱臼に移行します。

肩関節脱臼は、外転外旋位での水平伸展強制や過屈曲により上腕骨頭を前方へ突出する外力が加わることで生じます。

脱臼の危険因子について、個体要素として全身関節弛緩性があること、関節構造として関節窩が浅い、烏口上腕間の幅が広い、上腕骨頭の下方への過剰な運動有していることが報告されています。

症状としては、完全脱臼直後は激痛と自動運動困難を訴え、健側の手で患側上肢を支えていることが多いです。

視診上、三角筋の丸みが消失し、上腕骨頭が腋窩で触れることが多いです。

整復後は自動運動が可能となりますが、急性炎症による腫脹・熱感・疼痛・関節可動域制限を生じます。

また、三角筋外側部の知覚障害を認めることがありますが、これは脱臼時の腋窩神経損傷による一過性のものであることが多いです。

炎症消失後はスポーツ活動時や肩関節外転・外旋位や水平伸展強制時に疼痛や不安感を生じます。

反復性に移行している場合は、日常生活動作や中間可動域における動作でも、疼痛や不安感、再脱臼が生じます。

治療としては、脱臼の整復後は外固定を行う必要があります。

下垂位内旋位固定が一般的でありますが、固定肢位や期間について統一した見解は得られていません。

スポーツ選手における再脱臼率の比較では保存療法47〜95%に対し、手術療法4〜16%と手術療法で良好な成績が報告されています。

スポーツ種目による違いはありますが、近年ではスポーツ選手に対して手術療法の選択が勧められています。

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